前に、少し書いた沖縄への想い。

何気なくみていたブログのリンク先から沖縄ブログに行きついて。
また思い出したその気持ち。

沖縄へひとり旅をしたくなった。
実はあたしはひとり旅をしたことはない。
でも、ずっとあこがれだった。

人生は旅のようなものだと、昔によんだ小説に書いてあった。

あたしは、なんとなく今いる場所が自分の居場所ではないと、ずっと思っていた気がする。
それは道中にすぎない、ということ。

そういう感覚。

旅に出たいと思うこともよくあった。
安宿を渡り歩くバックパッカー。沢木耕太郎の世界に通じるような。

最終的には、人生はひとりで生きていくもの。
昨日の当たり前が明日の当たり前ではない。何が起こるかわからない。
あたしが今まで生きてきた中で出会った人たちの中でも、一生会わないだろう
人はたくさんいる。

確実にあたしに影響を与えた人もいる。
特に、もっと敏感な時期に出会った人の中には。

それは、旅に似ている。
旅で出会う人や、出来事はあたしの人生の糧にもなれば思い出にもなる。
楽しみ、悲しみ、喜び、いろいろな気持ちと共に。


さて、話は沖縄に戻って。

あたしはなぜそんなに沖縄を懐かしいと思うのだろうか。

実際のあたしは、お堅くサラリーマンなんてものをやっていて、
きっちり仕事をし、きっちり責任を果たし、人間関係をこなすことが日々の日課。

そこそこの収入もあって、週末にはおいしいご飯を食べたり、
友人宅でのパーティだったり、彼の居なかった頃には合コンにいそしんだり、
いろんなところに遊びに行ったり、テニスやスポーツをしてみたり、な
それはそれで楽しい日々を送っている。

そういう日々とは別次元で。

あたしの心の琴線に触れるもの。それが沖縄。

いろんな深い事情をかかえている土地だと思う。
米軍基地があることや、第二次大戦で多数の市民が巻き込まれた歴史。

これといった産業がないせいか、さびれがちな商店街を多く目にする。
あたしがちっちゃな子供のころにあったような商店街。

そういえば、子供の頃住んでいた街をひさしぶりに歩いた。
住んでいたアパートはもうなくなっていて、よくおつかいに行った個人商店が寄り集まった
市場みたいなところも、なくなっていた。

クラスメートたちに比べ、圧倒的に貧乏だった(ように思えた)あたしの家は、
あたしにとって絶対的な存在で、でもあまり好きではなかった。

いつかは出て行くぞ、と思っていた。

沖縄は、そんな心の底の想いを思い出させる気がする。
決して豊かではない、発展する世の中から取り残されたようなさびれた場所たち。
人気もなくて、しーんとしてて。でも自然はどこまでもきれいで。

旅行者としての立場からでも垣間見ることができる現地の人たちの
日本のほかの地域とはいろいろ異なる生活。


普段、スピードや前進を常に求められる都会で生活しているあたしにとっての
センチメンタルな場所なのかもしれない。



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心の奥底から楽しくて幸せなものって何なのか、それが知りたい。
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by mimi_g | 2006-02-04 02:12 | 想い
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